==== 翻訳ガイドライン ==== **曖昧な原文**:文脈が明らかな場合は、原文と同じ意味で翻訳してください。原文の 意味が曖昧で文脈も明らかでない場合は、Webで何度か検索を行い、考えられる文 脈や意味を探してみてください。正確な抜粋で検索すると、その記事や会話のすべ てを見ることができます。それが難しい場合は、必要であれば単語ごとの翻訳でも 構わないので、最善の判断に基づいて最も一般的な翻訳を行ってください。例: 「Rat」  は「裏切り者」というあまり一般的ではない意味ではなく、動物として 翻訳するべきです。 **原文のエラー**:原文に文法の誤りや誤字・脱字はあるものの、文章の意味は明らか な場合、自然な間違いのない翻訳を提供してください。誤った構文や誤字・脱字を 翻訳に再現する必要はありません。常に期待されるのは、文法的に正しく、誤字・ 脱字のない翻訳です。また、略語による曖昧さもなくしてください(例:'how r u - > 調子はどうですか)。 **意味を為さない原文**:原文のすべてが意味を為さない場合は、Oneformaの該当する 「Bad source」チェックボックスにチェックを入れ、単語単位の逐語訳を提供して ください。原文の一部は意味を為さないが、残りの文章は問題ない場合は、意味を 為さない部分は単語単位の逐語訳とし、残りの部分は普通に翻訳してください。 **意味不明な(文字化けしているような)原文**:原文が完全に意味不明(たとえば、 「jknjknkjnknknn」のように、ひと続きのでたらめな文字群など)な場合は、 Oneformaの該当する「Bad source」チェックボックスにチェックを入れ、次に進ん でください。このタイプに認定された原文は、プロジェクトの文字数には含まれま せん。原文の一部のみが意味不明で、「Bad source」チェックボックスをクリック しない場合は、意味不明な部分は原文のままにして、文章の残りの部分を普通に翻 訳してください。 **不完全な/途中で切れてしまっている文字列**:原文に不完全な文字列がある場合は、 それを補完しようとせず、原文に表示されている部分を翻訳してください。文字列 の残りがどうなっているかを推測しようとしないでください。 **間違った言語で書かれた原文**: • 入力されているテキストが完全に他の言語(伝えられた原文の言語ではない) の場合は、Oneformaの該当する「Source is not in the expected language」のチェッ クボックスをクリックして、その文章をスキップしてください。このタイプに 認定された原文は、プロジェクトの文字数には含まれません。たとえば、英語 から中国語への翻訳に取り組んでいるのに、原文が「Datos de mercado no son rastreados」になっているような場合です。 • 原文の一部は他の言語であるが、残りは問題ない場合は、間違った言 語の単語はそのままにして、文章の残りを普通に翻訳してください。 **付属語**:文化的/言語的な礼儀や習慣を表す付属語が、原文の言語では一般的に使わ れているが、翻訳される言語には存在しない、あるいは翻訳される言語では一般的 に使われているが、原文の言語では存在しない場合は、翻訳者は同じ意味と調子を 最もよく伝えるために、そのような言葉を追加または削除することができます。た とえば、将来の出来事を議論している文字列をアラビア語から英語へ翻訳する際に、 「inshallah」という単語を直訳するのではなく、削除したほうがより意味や調子が 伝わる場合があります。 **慣用句**:慣用句、ことわざ、特定の言い回しなどは、常に原文の意味を踏襲して翻 訳する必要があります。原文の意味が失われる逐語訳は認められません。例: 「Break a leg」  「がんばれ」。 **繰り返される言葉**:意図された意味の中で何の役にも立たないと思われる言葉の繰 り返しが原文にある場合は、その余分な単語は翻訳しないでください。 例:「I went I went to the park」 → 「私は公園に行きました」 つなぎ言葉:「uh」、「hmm」などのつなぎ言葉を翻訳する必要はありません。 例:「My weekend was um uh not too bad」  「そんなに悪くない週末だった」。 間投詞:「oups」、「yikes」、「yay」、「gosh」などの単語は、テキストの一部と 考え、翻訳する必要があります。 **文法とスペル**:誤字・脱字のない文法的に正しい翻訳が求められます。スペルチェ ッカーはOneformaに統合され、Webアプリ内で直接使用できます。チェックを開始 するには、チェックするそれぞれの文字列のこのボタンをクリックしてください。 {{ :isaac_project:cn:about_project_isaac:cn_human_translation_guide:chinese_img3.jpg |}} **性別**:原文に特定の性別が示唆されている場合は、翻訳も同様の性別としてくださ い。原文の言語が特定の性別をサポートしておらず、翻訳する際に性別を選択する 必要がある場合(英語からドイツ語、スペイン語などに翻訳する際の代名詞)、無 作為に性別を選択してください。常に男性または女性を選択することは避けてくだ さい。 **スタイルと様式**:対象の読み手に不自然だと受け取られないかぎり、原文で使用 されているのと同じレベルの文体や丁寧さを翻訳でも踏襲してください。原文で 丁寧さのレベルが示されていない場合(例:英語)、対象の読み手に不自然だと 受け取られないかぎり、デフォルトでは常体を使用して翻訳してください(一般 的に日本語で起ります)。 **丁寧な言葉**:「丁寧」な言葉(「please」のような)の使用が一般的ではない、ま たは翻訳で期待されるものでない場合は、省略してください(このような省略はレ ビュー時に「Omission」エラーとはみなされません)。 **卑語/卑猥な内容**:原文の内容を省かず、元のトーンも変更しないでください。原文 が卑語、不適切な表現、卑猥なコメントなどを含む場合であっても、同じ意味とト ーンを翻訳でも維持してください。原文の内容に不快感を覚え、翻訳をしたくない 場合は、そのヒットを遠慮なくスキップしてください。 **数字**:数字はそのままにしてください(「同じ形式」を保持してください)。原文 でスペルアウトされている数字は、翻訳でもスペルアウトします。同様に原文のア ラビア数字(1、2、3)は、翻訳でもアラビア数字(1、2、3)を使用します。ター ゲット言語では、一般的ではなく/珍しい翻訳になるとしても、このルールを守っ てください。例:123  123; two plus two equals four  zwei plus zwei ist gleich vier **3桁ごと/小数点の区切り記号**:数字の書式、たとえば3桁ごとの区切りや小数点の記 号は、ターゲット言語に合わせて変更する必要があります。たとえば、英語からド イツ語への翻訳では、「123,000」を「123.000」とします。 **日付**:日付はターゲット言語の書式に合わせる必要がありますが、可能な限り原文 の書式に近いかたちにしてください。たとえば、英語からフランス語への翻訳では、 「02/10/2015」を「10/02/2015」とします。 **時刻**:時間表示/時間は、ターゲット言語の書式に合わせる必要がありますが、可 能な限り原文の書式に近いかたちにすることを忘れないでください。たとえば、英 語からイタリア語への翻訳では、「5:30 PM」を「17:30」とします。 **通貨**:通貨名は翻訳する必要があります(変換はしないでください)。たとえば、 英語からスペイン語への翻訳では、「8000 crowns」を「8000 coronas」とします。 「18 dollars」は「18 dólares」です。 **単位系**:ターゲット言語ではメートル制が使われている場合であっても単位は変換 しないでください。単位を変換した翻訳は許容されません。例:華氏75度を摂氏25 度に変換する必要はありません(75℉は75℉と翻訳してください)。6 インチを15.24 cmに変換する必要はありません。 **記号**:記号は、ターゲット言語でより一般的な記号に置き換えることができます。 たとえば、英語からドイツ語への翻訳では、「$125 dinner 」が「125 USD Abendessen」と翻訳される場合があります。 **書式**:原文の書式は、ターゲット言語があらかじめ定義された構文でないかぎり、ターゲット言語でも維持する必要があります。例:「123」は「百二十三」ではな く、「123」と翻訳します。例:「I am so happy!!!!!!!!!」は、ターゲット言語でも同 じ数の「!」を維持してください。 **句読点と大文字表記**:原文の句読点と大文字表記をできるだけ維持し(特にチャッ トやソーシャルメディアへの投稿など、内容が非公式な場合)、ターゲット言語の 一般的な使用方法と一致させてください。たとえば、原文にいくつかの疑問符、感 嘆符、ドットなどが含まれる場合は、これらをそのまま翻訳にコピーしてください。 原文が小文字で始まる場合は、翻訳を大文字で始める必要はありません。 {{ :isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:ja_mtpe_img2.jpg |}} ただし、ターゲット言語に存在しない記号が原文に含まれる場合やその他の文法上 の制約から、句読点/大文字表記の調整が必要になる場合があります。 {{ :isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:ja_mtpe_img3.jpg |}} **例外**:原文が明らかに公式な文書の場合は、ターゲット言語で期待されるものに句 読点を修正および適合させる必要があります。文字列の文脈がわからないことがほ とんどですが、内容、スタイル、使われている言葉などから、原文の性質を推測す ることができる場合があります。 {{ :isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:ja_mtpe_img4.jpg |}} {{ :isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:ja_mtpe_img5.jpg |}} 疑わしい場合、原文が曖昧で公式/非公式がはっきりしない場合は、非公式と仮定し、 原文の句読点/大文字表記をできるだけ踏襲してください。 メンションとハッシュタグ:原文のとおりに「@mentions」と「#hashtags」は残し てください。例:I don't like @PapaJohn pizza #cardboard #evil → @PapaJohn ピザが好 きじゃない #cardboard #evil **コードと技術文書**:リンク、htmlタグ、開発コード、テキストは通常英語で書かれ、 <>、{}、[]や他のタイプのコーディング言語で囲まれており、翻訳する必要はあり ません。例:、{top:-30px;position:absolute;right }、xmlHttp.open("GET", true)、 などです。 **絵文字**:絵文字は原文から翻訳へ直接コピーしてください。「:-‘」のように未完 成のものであっても、絵文字は変更しないでください。原文で文章の意味において 絶対に必要な言葉が絵文字で置き換えられている場合は、推測される言葉で翻訳し てください(絵文字は省かないでください)。例: {{ :isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:ja_mtpe_img20.jpg |}} 赤い」と訳してください。 **企業名と商品名**:企業名と商品名は、現状のまま正しい大文字表記で使用してくだ さい。例:Facebook → Facebook、ebay → eBay例外:企業/商品が他の国で別の名称 で公式に展開/販売されている場合は、対象となる国の正式名称を使用してください。 例:「Diet Coke」はイタリア語では「Coca- Cola Light」となり、「Algida」は対象 となる国によって、「Frigo」、「Miko」、「Eskimo」となります。 **固有名詞**:人の名前は、それぞれの言語で広く知られている偉人の名前でないかぎ り、変更しないでください。例:Columbus > Colón原文と同じであれば、音訳も可 能です。セルビア語の例:「Shakespeare」 > 「Šekspir」その他の名前(例:地名や 言語名など)は、ソース言語とターゲット言語で異なる表現がある場合は、翻訳さ れるべきです。たとえば、「Warsaw」はポーランド語では「Warszawa」、 「Cologne」はドイツ語では「Köln」、「Spain」はスペイン語では「España」にな ります。 **アプリの名前**:一般に認められた翻訳がない場合は、原文にある名前をそのまま使 用してください。例: Skype → Skype 法律、法令、組織の名前:特定の国に属する法律、法令、組織の名前は、原文のま まにしてください。例:「Defense of Marriage Act」国際機関や国際文書、たとえば 「Universal Declaration of Human Rights」などは、ターゲット言語の標準的な承認さ れた訳語を使用してください。 **映画/書籍/曲/TV番組のタイトル**:タイトルに公式/文化的な翻訳がない場合は、 原文のものをそのまま使用してください。公式の翻訳や対象のロケールにより 馴染むタイトルがあれば、そちらを採用してください。例:「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」は、フランス語では「Harry Potter à l'école des sorciers」 と翻訳します。これが同じ書籍のフランス語版のタイトルだからです。 「Twinkle, twinkle, little star」を韓国語に翻訳するときは、対応する韓国語の曲 名である「반짝 반짝 작은 별」を使用します。 => [[isaac_project:ja:ja_mtpe_guide:2_mtpe|MTのアウトプットに関して最もよくあるエラー]]